朝市で有名な輪島市にある中島酒造店から、春らしいさくら色のお酒『純米桃色にごり酒 花おぼろ』が発売されました。
お酒の色は愛らしい桜色で、味は甘酸っぱく、香りはまるでイチゴのようです。
どうやってピンク色にしたかと言うと、原料となる酵母に『
赤色酵母』を使用したため。造り方はとっても難しく、全国的にも造っている蔵はごく僅か完全手作りです。
ピンク色のお酒はお花見の席にピッタリ。
話題になること間違いなしです。
数量限定ですのでどうぞお早めに。
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石川県/輪島市【中島酒造店】
『純米桃色にごり酒 花おぼろ』
500ml 1,800円(税込)
原材料:米(国産)米こうじ(国産)
精米歩合:65%
アルコール度数:8~9度
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※生酒ではありませんので常温で発送できます。
※お買い求めは店頭で。地方発送も承ります。
【どうやったらピンク色のお酒ができるの?】
よく聞かれます。
私も最初見た時は本当にきれいでびっくりしましたから。
日本酒の原料は米と水で、米が麹菌で糖化されブドウ糖ができます。
それと酵母(こうぼ)が必要です。ブドウ糖は、清酒酵母による発酵でアルコールになります。
この清酒酵母にはいくつも種類があり、それらによって酸味の強弱、香りが異なります。
協会10号、協会11号という種類や金沢酵母、山形酵母などど造られた地域の名前が付いていたりもします。他にワイン酵母やビール酵母、パン酵母があります。
この『花おぼろ』は『赤色酵母』という酵母を使用したため、ピンク色に仕上がったのです。
でもこの酵母、繊細でとっても扱いが難しい。
他の酵母で造るお酒と隔離したり、酒造りの道具なども別にして他の酵母の影響を受けないよう、細心の注意を払わないといけません。社長さんも四苦八苦されたそうです。
※ピンク色の日本酒はこの赤色酵母を使ったものの他に、古代米の赤米や黒米を原料にしても造れます。でも、それでは酒粕は赤や黒色になり、ピンク色の酒粕は赤色酵母を使ったお酒でないとできません。
この酒粕で甘酒やパンなどを作るとほんのりピンク色になって綺麗です。地元の和菓子屋さんではお饅頭の皮にこの酒粕を使ったピンクのお饅頭を作っています。