今さら『お雑煮』の事を書くなんて遅いかなと思いつつ、
「だってまだ松の内だからいいんじゃないの?」と自分に言い聞かせて書いてます。
このブログや、地酒市場のHPの開設の趣旨の根本は、金沢の旬の食材や旬の出来事を皆さんに知ってもらいたいということなのですから、金沢のちょっと変わった『お雑煮』の事を書かないわけにはいきません。
全国津々浦々、それぞれの土地に沢山の種類の『お雑煮』がありますよね。
元々は、神様にお供えした野菜を、餅と一緒に雑多に煮た食べ物だったそうです。
だから『雑煮』。
でも金沢の『雑煮』はちょっと違います。
雑煮といっても中に入っているのは
餅と芹と柚子の皮だけなんです。
昆布と煮干でとっただし汁の中に焼かずに煮た角餅が入っていて
芹と柚子はちらっと乗せる程度。いたってシンプルです。
なので『家庭画報』なんかでよく見る、具沢山で豪華なお雑煮とは全然違うんです。
他の地域の方にしたら、ちょっと味気ない気がするかもしれませんが、これが金沢の『お雑煮』なんです。
※お餅ネタをもう1つ※
金沢では焼いた餅に白砂糖を付けて食べます。
極一般的な食べ方です。よそでは砂糖と醤油を混ぜたものを付けるそうですが、砂糖だけと
いうパターンはないそうです。白砂糖の他に黒砂糖を付けてもおいしいですよ。
お雑煮の写真を載せるべきなのでしょうが、段取りが悪く、写真がありません。
今日は氷点下3度でとっても寒く、倉庫の屋根に沢山のつららが出来てたのでそれを載せました。大きなものは長さ30センチほどもあったんですよ。