熟成酒の面白さに気付いてしまいました。
先日、菊姫熟成酒試飲会が行われ、熟成による味わいの違いを比べました。びっくりしたのがこれらのお酒です。
左から
【平成10年度産 山廃吟醸原酒1.8L 10.500円】
【平成10年度産 山廃吟醸1.8L 8.500円】
【平成15年度産 山廃吟醸原酒1.8L 8.000円】
左と真ん中は何が違うかと言うと、元は同じお酒で、原酒のまま瓶で貯蔵したか、加水(原酒に水を加えて味を調整することです)してタンクで貯蔵したか。
熟成期間は同じ15年間で、産まれたのが一緒で双子みたいなもんです。それなのにびっくりするほど味が違いました。15年の時間を経て別の人生を歩んでました。
私の好みは左の原酒。もうひとつ、左と右は中身は同じで産まれた年が違う言わば兄弟。15歳の兄と10歳の弟。お兄ちゃんは大人でしたし弟はまだ子供でした。兄弟に例えるのは変ですね。左の平成10年度産の山廃吟醸原酒は今日飲んだお酒の中で一番美味しかったです。自分用に1本買います。