昨日17日に菊姫さんの勉強会がありました。
画像を見ると飲み会のようですがかなり喧々諤々の内容の濃い勉強会でした。
これはBY21年の菊姫大吟醸。
6月1日に発売されたばかりのお酒です。
これで乾杯しました。勉強会でも乾杯はします(笑)
(菊姫 BY大吟醸 720mL 5,000円)
BYとはブルワリーイヤーの略でBY21とは平成21年の冬に造った酒と言う事です。
今は6月なので造ってから約半年が経っています。
ひんやりとした蔵で程よく熟成されようやく販売になります。
いろいろと飲み比べたり
中屋酒店の奥さんやとみた酒店の奥さんと嵐の話題で盛り上がったり
製造部の方も来てらして、ちょうど席がお隣りで沢山質問できて良かったです。
菊姫さんの純米酒は何種類かあるのですがそれぞれの造り方や味の違いについてや、
菊姫さんには純米吟醸や純米大吟醸といったお酒はないのですが造らない具体的な理由、
そしてとても興味深かったのが醸造アルコールの話し。
お酒に添加されている醸造アルコールと全く同じものがシャンプーや化粧水、ペンやマーカー、味噌や醤油、ハムなどいろんなものに添加されています。
ちょっと専門的ですが酵母とお米がアミノ酸、クエン酸、リンゴ酸などの有機酸を生成し、アルコールと有機酸、脂肪酸とが化学反応してエステルという香り成分が生成されます。これは水には溶けにくくアルコールに溶けるので吟醸酒や大吟醸酒にはアルコール添加が必要だと仰ってました。
菊姫さんのお考えですが、吟醸酒や大吟醸酒はアルコール添加がなされて初めて造り得ると。
日本酒造りは古くさい感じがしますが実際は、スイヘイリーベボクノフネの世界です。