今日のお昼にすき家の新商品『やまかけ牛丼』(並盛450円)を食べました。
すき家は2ケ月ぶりぐらいです。
新商品には目がないので早速注文。
気が小さくて、1人では食べられないのでお持ち帰りです。
内容は、牛丼にやまかけがのっていて、わさびが添えられています。
牛丼にやまかけなんてミスマッチで、どんな味か想像できなかったのですが
食べてみてびっくり。とってもおいしいんです。
途中ではたと気が付きました。
金沢の郷土料理『治部煮』に味がとてもよく似ているのです。
この『治部煮』とは、鴨肉や鶏肉(我が家ではもっぱら牛肉だった)に小麦粉をつけ、甘い醤油仕立てのおつゆで煮たものに、ほうれん草やすだれ麩(これも加賀の郷土食品か、麩の一種)、人参、椎茸などが添えられている上品な料理です。この料理には仕上げに必ず『わさび』が添えられるのが特徴です。
すき家の牛丼と治部煮は甘い醤油味とツンとくるわさびが共通しています。
『治部煮』が好きな人は、すき家の『やまかけ牛丼』は絶対はまる味です。
私も大好きなので、明日また買いに行きます。またお持ち帰りで。
治部煮をもっと詳しく・・・・ 江戸時代にオランダから加賀に伝わった料理で、武士が捕まえた鴨を調理する武家の料理でした。『ジブジブ煮る』からだとか、岡崎治部右衛門が伝えた(ジブエモンだから)からこの名前が付いたと言われています。また、この料理には『治部煮椀』というこの料理だけに使われる専用の漆器椀があります。
うちは武家ではありませんが、半年に1度ほど作ります。おいしくて、見た目も上品な割には簡単で失敗する事がありません。
とろろにお醤油をかけてしまったもんだから、真っ白いとろろが茶色くなってます。かける前に写真とりゃ、もっとおいしそうに見えたんだろうに。おいしさが伝わるかなチト疑問。