昨日、おみちょの北國銀行(武蔵ケ辻支店)へお金を下ろしに行ったついでに
銀行の3階にある
アートグミへ行って来ました。
昨日の展示は
新保裕彫刻展 「ヒト型語り」というちょっと不思議な前衛的なものでした。
私はちょうど20歳から21歳にかけて、何故か非常に美術に関心が出てきまして
当時の夢は美術館や博物館の学芸員かキュレーターになる事でした。
今まで誰にも言ったことがありません。いや、2人位には言ったかも。
京都に住んでいたので、京都をはじめ大阪や兵庫、奈良などの美術館や寺院へ
展示のジャンルを問わず、ぴあを片手に毎週末のように出掛けていました。
当時はインターネット普及前で、コンサートや展示会の情報は月刊ぴあから得るのが一番だったのです。
理系や工学部の知人が『インターネット』と言わずに、『ワールドワイドウェブ』と言っていた頃です。
私の一番のお気に入りは京都市岡崎にある
京都国立近代美術館(MOMAK)で、
2階のロビーからみる平安神宮の朱色の鳥居が何とも素敵でした。
とても熱を上げていたのか、私は何のツテも無いのに京都国立近代美術館の事務所へ行き、
『将来、こう言う仕事に就きたいので、勉強の為にここで働かせて欲しい』とお願いしました。
国立の施設なので、国家公務員であったであろう総務課の職員が学芸員やキュレーターになるための方法や、
いかに大変な仕事で難しい事を話して下さって、
ならばと私を監視員(アルバイト)に採用して下さいました。
とても嬉しかったのを覚えています。
その後は酒屋の嫁ですけど、何か?