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サケヨメのブログ

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サケいろいろ

サケいろいろ

サケといっても『酒』ではなく、たまには魚の鮭のお話します。鮭も大好きです。


《サケのうんちく》
日本で捕れる鮭のうち、一般的に鮭と呼ばれているのは正確には『シロサケ』と言い、捕獲された時期や成長の度合いにより名前が付けられています。


この『シロサケ』で、4年目の秋に捕れる一般的なものを『秋鮭』または『秋味』と言います。
しかし、秋ではなく、夏季に捕れるものは『トキシラズ』と呼ばれ、味も上質で珍重されます。


最近テレビの料理番組などでよく耳にする『ケイジ(鮭児』は、4年ではなく、2年で戻ってきた回帰が早く若いもの。
これは卵巣や、精巣が未熟で、そこに養分が取られていないため身に脂がのっていておいしいそうです。
なんと1万本に1〜5匹しか捕れない幻の鮭だそうです。


食用にもっともよく食べられているのが『ベニザケ』。
その名の通り、身が紅く、産地は日本でなく北米からカナダ。
私がよく買って食べているのはこの切り身です。


最近スーパーなどで見かける「アトランティックサーモン」はノルウェー産の、「トラウトサーモン」はチリ産の養殖されたニジマスのことだそうです。


《栄養について》
鮭は栄養価の高い魚でDHAやEPA、良質のたんぱく質、魚にはあまり含まれないビタミンAやビタミンB、ビタミンDが豊富に含まれています。その他にも脂質、ミネラルなどがバランスよく含まれたスタミナ食です。


★血液さらさら〜DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は、血栓を防ぎ、血液をさらさらにして血流をよくするはたらきがあります。中性脂肪や悪玉コレステロールを減らすはたらきもあり、動脈硬化や高血圧、狭心症や心筋梗塞などに効果があります。


★うちの息子に食べさせようっと。鮭は頭がよくなる!DHAは脳の発達や知能指数にも関係するといわれ、さらに老化やガンの抑制効果などがあるとの報告があります。EPAはアレルギー症状の緩和に役立ちます。DHAやEPAは鮭の皮のすぐ下の脂質の部分にも多く含まれているので、皮も食べることをお勧めします。


★嬉しい、、、私の悪玉コレステロールを排除してくれる!鮭の身の赤い色素成分は抗酸化物質のアスタキサンチンという色素で、体内で悪玉コレステロールを排除する働きがあります。タイ・キンメダイ・エビ・カニなどにもある色素ですが、エビ・カニは殻の部分に、タイ類は皮の部分に含有されていて、鮭のように身に含まれていないので、鮭は摂取しやすいと言えます。身にアスタキサンチンが移行しているのは、魚類ではサケ類だけです。鮭は案外安くて、いつでも手に入る、とても栄養価の高い魚なんですね。驚きました。
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今朝、近江町市場の魚屋さんに行ってみたら、主に切り身や塩漬けの『ベニザケ』、半身の状態で『トラウトサーモン』が出回っていました。写真はうちのお隣の大口水産さんです。



















by sake-ohzawa | 2016-03-04 09:26 | 近江町市場
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