江戸時代の加賀藩を舞台に、殿様に仕えた包丁侍一家を題材にした上戸彩さん主演の映画「武士の献立」が今週末から上映されます。この映画に引っ掛けてというわけではないですが(そういうわけでしょう)映画の舞台となった加賀藩政期の地酒の味を再現したお酒が金沢市の福光屋さんから発売されました。
寛政11年(1799年)に刊行された「日本山海名産図会」の記述を元に
◎原料米:当時と同じく加賀平野で栽培された一般米を使用。
◎精米歩合:当時主流だった足踏み式精米機の能力である90%に設定。
◎酛モト造り:当時に製法に最も近い山廃仕込みを採用。天然の乳酸菌によって健全な酵母を育てる手間ひまのかかる手法です。
◎味わい:搾り上がった原酒は現在の約5倍の甘味と約3倍の酸味、豊かな旨みを持つ、ふくよかで濃厚な風味が特徴です。
◎アルコール度:当時は濃厚な味わいの原酒を水で割り、アルコール度数を9度いかにして飲むのが一般的でしたのでそれに合わせてあります。
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石川県金沢市
福光屋【武士の一献】(純米酒)
300mL 1,575円
《成分値》
原料:米、米麹
精米歩合:90%
日本酒度:マイナス26
酸度:2.1
アミノ酸度:1.8
酵母:協会7号
杜氏:板谷和彦
✽左の煎り酒は、お酒に塩と梅干しと鰹を加えた調味料のお酒です。こちらも江戸時代に使われていたのを再現したもので同時に発売されました。
300mL 1,575円です。